【日系企業の現地採用を止めたほうがいい その2】

サイトを巡回中にとてもよく書かれているサイトを見つけましたのでリンクします。

海外現地採用者は日本本社駐在員の下僕なのか?

以前に記載した内容と実はほぼ同一の中身なのですが、非常に整理されています。
  • 日系企業でのローカライズの遅れ: なされない権限譲渡
  • 現地採用者にこそある問題点: 日本人現地採用者は絶滅危惧種
こちらでまとめられていた比較表をこちらでも作成しました。

  在中国駐在員 在中国現地採用者
給与 日本のまま 相場は日本の5割引き前後。
手取りで月給10,000RMB-15,000(15-24万円)前後。
駐在手当 あり
企業によっては危険地域手当などが追加。
なし
住居手当 あり
4家族30,000RMB-90,000RMB(48-144万円)
なし
企業によっては宿舎(工場系)などがある。
所得税 現地分については会社負担 自己負担
会社負担 自己負担
健康保険 会社負担
いわゆる海外保険を付与される。
会社負担
ただし、現地系の保険。日本の海外保険の場合は、自己負担。
子供の学校 会社負担
インターナショナルスクールなど(30,000RMB/月)
自己負担
接待費 自己裁量 職位次第
就任帰任費用 引っ越し
クリーニング
航空券
その他会社負担
なし
退職金 あり なし
年金 日本であり なし
解雇 原則不可
日本の契約次第。
自由
契約が3回更新されると中法で事実上解雇不可能になる。
日本帰国休暇 あり
航空券会社負担
なし
業務時間 自己裁量 8時間勤務
有給消化 自己裁量 通常消化


こちらのサイトの最後の一文がぴったり来ると思います。

日系企業をとっかかりにして、欧米系多国籍企業や地元大企業に転職できるように自己練磨するのです。海外で働く第一歩として、日系企業は腰掛けとしては機能するでしょう。